2025年04月10日
息吹

朽ちかけていた庭のサルスベリ?かと思われる老木。ポキポキ少しずつ枝を折って処分しようと試みた冬の日々。
セメント製の昭和な植木鉢から根を張っているのか動かそうにもびくともしない。
途方に暮れながら邪魔な枝を折る。
しかし、なんということだろう!
先日降り続いた雨のせいだろうか、朽ちたと思い込んでいた枯れ枝から次々に小さな緑色の芽吹きを見つけ目を凝らす。
それからは毎朝この老木に対峙するひとときが愛おしくなってきた。
今日等は滴る雨粒に急かされるようにどんどん緑色が生長していく様がコマ送りのように目の当たりになっていく。
これは、もしかすると花咲かじいさん(亡き父)の魔法かもと密かに思っている。
Posted by lynos book at 17:37│Comments(0)
│季節の花